第１３４章 _splitpath関数の新バージョン

この関数のセキュリティ強化バージョンが_splitpath_s関数です。 VS2005以降でないと使えません。

stdlib.hが必要です。

errno_t _splitpath_s(
   const char * path,
   char * drive,
   size_t driveSizeInCharacters,
   char * dir,
   size_t dirSizeInCharacters,
   char * fname,
   size_t nameSizeInCharacters,
   char * ext, 
   size_t extSizeInBytes
);

driveは、ドライブ文字を格納するバッファです。

driveSizeInCharactersは、driveのサイズです。

dirは、ディレクトリパスを格納するバッファです。

dirSizeInCharactersは、dirのサイズです。

fnameは、ファイル名(拡張子なし)を格納するバッファです。

nameSizeInCharactersは、fnameのサイズです。

extは、拡張子(先頭にピリオドがつく)を格納するバッファです。

extSizeInBytesは、extのサイズです。

引数がたくさんあって面倒そうですが、使ってみると簡単です。 では、サンプルを見てみましょう。

ここでは、

C:\abc\def\mybook.txt

/* splitpath01.c */

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>

int main()
{
	char *mypath = "C:\\abc\\def\\mybook.txt";
	char szDrive[8], szPath[64], szFName[32], szExt[8];

	_splitpath_s(mypath, szDrive, sizeof(szDrive), szPath, sizeof(szPath), szFName,
		sizeof(szFName), szExt, sizeof(szExt));

	printf("ドライブは%s\nパスは%s\nファイル名は%s\n拡張子は%s\n",
		szDrive, szPath, szFName, szExt);

	return 0;
}