さて、第4日目では、リソースの作り方を理解します。ここでつまずいてしまう人が多いようです。

メニューを作ってみましょう。121ページからざっと読んでみます。特に面倒なことはないのですが、 プロジェクトにリソース・スクリプトを追加する必要があります。

VC++の人はリソース・エディタでリソースを作ります。

大事なことは、リソースの名前の指定の仕方です。本書では"MYMENU"のように文字列として扱います。ダブル・クォーテーションを忘れないでください。

リソースがうまく表示されない場合、あせってあれこれ設定をいじらないでください。また、一度失敗すると、おかしなことが起こります。失敗したら、新規にプロジェクトを作り直した方が早い場合もあります。

メニューが表示されるようになったら、安心して次に進まないでください。

もう一度、ただのウィンドウだけのプログラムを作って、再度メニューを付けてください。

メニューの付け方は、本書に示した方法以外にもいくつかあります。余裕のある人はいろいろ研究してみてください。また、p465からの付録も活用してください。

メニューが表示できるようになったら、メニュー項目をクリックした時の反応をプログラムに書いてください。一番簡単なのはメッセージボックスで「XXXが選択されました」と表示することです。

LRESULT CALLBACK xxxx(HWND hWnd, UINT msg, WPARAM wParam, LPARAM lParam)
{
	switch (msg) {
		case WM_COMMAND:
			switch (LOWORD(wParam)) {
				case IDM_xxxx:
					MessageBox(hWnd, "IDM_xxxxが選択されました", "OK", MB_OK);
					break;
のような形になります。

メニューの付け方がわかると、作ることのできるプログラムの幅がぐっと広がります。

第4日目は、ともかくメニューをマスターすることに全力をあげてください。


04/Mar/2004 By Y.Kumei
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