第52章 ステータス・バーの基礎


C#では、メイン・フォームにステータスバーをつけるのは簡単です。



ステータス・バーを作るには、StatusBarクラスを利用します。このクラスの継承関係は次のようになっています。

System.Object 
   System.MarshalByRefObject 
     System.ComponentModel.Component 
       System.Windows.Forms.Control 
        System.Windows.Forms.StatusBar
この章で利用するメンバは、StatusBar.Textプロパティと、Control.Parentプロパティのみです。

TextプロパティはStausBarコントロールに関連づけられたテキストの設定、取得を行います。

public override string Text { get; set; }
Parentプロパティは、コントロールの親コンテナを取得、設定します。
public Control Parent { get; set; }
また、デフォルトではステータス・バーにサイズグリップがつきます。不要な場合はStatusBar.SizingGripプロパティで非表示にすることもできます。
public bool SizingGrip { get; set; }
では、簡単なサンプルプログラムを見てみましょう。
// status01.cs

using System;
using System.Drawing;
using System.Windows.Forms;

class status01
{
    public static void Main()
    {
        MyForm mf = new MyForm();
        Application.Run(mf);
    }
}

class MyForm : Form
{
    public MyForm()
    {
        Text = "猫でもわかるC#プログラミング";
        BackColor = SystemColors.Window;
        StatusBar ms = new StatusBar();
        ms.Parent = this;
        ms.Text = "粂井康孝";
    }
}
実行結果は、次のようになります。

SizingGripを設定していないので、デフォルトで表示されています。




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Update 20/Jan/2007 By Y.Kumei
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